2010年07月14日
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おそ松くん [第2期]

Written By: トーノZERO連絡先

スタッフ §

  • 放送局: フジテレビ系列
  • 放送期間: 1988年2月13日から1989年12月30日
  • 原作:赤塚不二夫
  • 製作:布川ゆうじ
  • 企画:嶋村一夫
  • プロデューサー:清水賢治、木村京太郎
  • アシスタントプロデューサー:鈴木重裕
  • キャラクターデザイン:岸義之
  • オープニング・エンティングアニメーション:芝山努
  • 美術監督:小林七郎→石津節子
  • 撮影監督:高橋宏固
  • 音楽:本間勇輔
  • 音響監督:水本完
  • 監督:鴫野彰
  • 制作:フジテレビ、読売広告社、ぴえろ

 WikiPediaより

概要 §

 全く同じ顔の六つ子のギャグ、というのはあまり事実ではなく、実際は出っ歯でおフランス帰りのイヤミとおでんが好きな少年チビ太のギャグ有り人情有り。

感想 §

 第2期のおそ松くんといえば、やはり見所はチビ太を演じた田中真弓さんの「てやんでえ、バーロー、チキショー」でしょう。しかも、怒っている時だけでなく、泣きながらこの台詞を言うところが情感豊かで見事。トト子ちゃんの性格の悪さも良かった。見かけは可愛いのにね。

 もう1つは主題歌の痛烈な台詞。マイホームを「空気は美味いが街へは遠い」と歌ってしまいます。しかも、TVサイズで流れない部分まで行くと「やっと育てりゃ背中を向けて、一人旅立つ恩知らず」と親の立場から子どもを歌ってしまいます。もっとも、2番の「二度と見たくないあのレオタード」という母側の台詞は、実は熟女のレオタード好きにはかなりヒットした台詞かもしれません。かなりマニアックです。しかも、歌っているのは細川たかし!

 というわけで、ぜんぜん六つ子の話になりませんが。いちばん印象に残るのは、むしろギャグではなく人情話で、チビ太が赤ちゃんを拾う話ですね。本当の母親に返すのが本当に惜しいという情感が出ています。

 結局、喜劇は最大の悲劇ということなのでしょうかね。そういう意味では、そもそもおそ松くんは良い作品だし、この第2期のアニメも良かったと思いますよ。